空・雨・傘

事実を明確に、それが基本。

沖縄鉄軌道について思うこと

 先日、沖縄の鉄軌道のオープンハウスが開催されていたので、

県の職員にいろいろと聞いてみた。

1.スケジュール

 私が気になったいるのは、鉄軌道がいつ完成するのか?

 聞いてみると歯切れが悪かったが、

 早くて2030年、あと14年である。

 これも2020年着工できればである。

 基本ルートの設定、用地交渉、

 詳細設計など多くのことを実現しないといけない。

 早くても2030年、遅ければ2040年、2050年に

 なってしまうのではないだろうか?

2.本当に鉄道が必要なの?技術は進歩するよ。

 次に質問をしたのは、

 鉄道以外の代替案はないのか?

 現段階では、鉄軌道の実現可能性の検証が中心のようである。

  • 費用便益分析
  • 採算性分析
  • 事業
  • 環境

 などが評価指標になっているようである。

 15年後の技術革新をもっと考慮にいれた

 検討をして欲しい。

3.懸案事項をもっともっと県民に知らせて欲しい。

 配布している、「おきなわ鉄軌道ニュース」には

 いいことしか書いていない。

 県民から上がっている懸案事項についても

 ニュースに載せるべきである。

 私の懸案事項を一応伝えてみた。

  • 名護駅に駐車場は何台分必要なのか?
  • トンネルからでた残土はどこに埋め立てるのか?
  • 工事期間(10~15年)の道路渋滞は覚悟できているのか?

4.まとめ

 2030年、技術は進歩している。

 特にITの分野は凄いことになっている。

 ITを駆使して、車の自動運転の開発も進められている。

 仕事のやり方、生活も15年後は変わっているだろうし、

 変わらないといけない。

 それなのに、鉄軌道があれば便利便利といっているのに

 何か矛盾を感じている。

 2020年に完成するならば、私も有効かなと思う。

 大学の教授等も参加しているみたいだけど、

 視野が狭くなっている感じがする。

 「虫の目」しか使っていない。

 もっと広く、「鳥の目」、そして「魚の目」を使いましょう。

 

  虫の目 : 

        複眼。さまざまな角度から物事を見る。

        鉄軌道という分野でミクロに見すぎている。

  鳥の目 : 

        マクロに見る。

        高い位置から「俯瞰的に全体を見る」。

        鉄軌道以外の代替案も平行して考える。

  魚の目 : 

        時代の潮流を読み取る。

        将来の技術革新を考慮しましょう。